日本オラクルは今年度から、クラウドを活用した製薬企業向けの営業・マーケティング支援に本腰を入れる。その第一弾が、2012年に買収した米エロクア社のソリューションだ。eメール、Webサイトなどオンライン上でのやり取りを分析し、医師の属性・特性から行動を予測。興味度が高いと思われるデジタルコンテンツの提供や説明会への誘導につなげ、企業と医療従事者の関係を醸成し、MRの訪問機会を創出する。将来的に処方する可能性のある医師を発掘・育成し、製品の売上拡大に役立てる。
医師向けの情報提供をめぐっては、インターネットを介したeディテーリングが増えている傾向にある。医師の多くはオンライン上で薬剤に関する情報を収集する必要性を感じているが、製薬企業から発信される情報に満足しているとはいえないのが現状。
「オラクル・エロクア」は、様々なチャネルやアプリケーション、データソースとの連携を通じて、製薬企業の顧客データベースとして登録されている医師のオンライン活動の可視化を実現。
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