オールジャパンの公的な創薬支援組織「創薬支援ネットワーク」が製薬会社への橋渡しに向けて支援を開始したアカデミア発の創薬シーズ数は、昨年12月現在で25件に達した。2015年度末までに40件の支援を実施し、1件の創薬シーズを製薬会社に導出するという目標の達成に向け、事業は順調に推移しているようだ。中西理氏(医薬基盤研究所創薬支援戦略室西日本統括部部長)が、豊中市内で開かれた彩都産学官連携フォーラムで明らかにした。
創薬支援ネットワークは、全国の大学や公的研究所が保有する創薬シーズを製薬会社へと橋渡しする目的で13年春に発足した公的な創薬支援組織。その本部機能を担う創薬支援戦略室には、製薬会社などで経験を積んだ人材、約20人が集まり、多様な専門領域をカバーする体制を構築した。
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