専門人材の転職支援‐幅広い業種に対応
インターネット求人サイト「製薬オンライン」「メディカル派遣」などを主体に事業を展開しているオンウェーブは、数ある人材紹介会社の中でも、専門性の高い人材の転職支援サービスを提供している。臨床開発モニターや製造の品質保証、研究職など幅広い業種に対応し、求職者の専門性を生かした転職サポートで高い実績を挙げている。代表取締役の角貝恵氏は、専門性人材の転職支援を通じて、「製薬業界の底上げをしたい」と強調した。
「製薬オンライン」では、内資外資を問わず、大手製薬企業からバイオベンチャー、医療機器メーカー、原薬や医薬中間体等を輸入している企業など幅広い職種を正社員として紹介している。特に企業側から要望が多い「なかなか市場では見つからない人材」や「自社募集で探しづらい人材」など、企業が必要とする専門性の高い人材ニーズに応え、多数の紹介実績がある。一方、短期・派遣業務の紹介に特化した「メディカル派遣」では、時短勤務や紹介予定派遣にも対応しており、個々の都合に合わせた働き方を提案している。
内定獲得に向けた手厚いサポートが好評を呼んでいる。製薬企業の臨床開発や薬事・品質保証・研究職などを経験したコンサルタントが面談を行い、提出する書類内容に関する添削も行う。近年はグローバルで活躍できる人材を求める傾向があり、英語で記入する書類についても、コンサルタントがきめ細かく確認を行っている。
面接対策は、各企業との緊密な関係を背景に、面接官から質問される項目をリストアップし、必要に応じて模擬面接を実施している。入社が決まった求職者には、花束やお祝い金、ギフトカタログ等が贈呈されるほか、入社直前まで内定企業に関する情報をタイムリーに提供している。
また、今後どう成長していきたいかを一緒に考え、キャリアプランに沿った形で適した転職先を提案。通常、前職での専門性を生かし、同じ業種でのキャリアアップを目指す場合が多いが、求職者が置かれている状況を考慮し、必要に応じてキャリアチェンジの提案も行っている。
角貝氏は、「スペシャリストとしてのご経験を、他のジャンルで生かすために、幅広い可能性を提案していくこともわれわれの使命」と話す。
ワークライフバランスを重視する転職も支援する。大手製薬企業で長期勤務していたある求職者の事例では、海外とのやりとりで昼夜を問わず仕事を行う環境に限界を感じ、「子供もまだ小さいので、もう少し家庭を優先したい」という相談を受けたという。そこで在宅勤務の薬事コンサルタントの会社を紹介したところ、「通勤を全くしない仕事は提案がなければわからなかったが、このような働き方に巡り会えて本当に良かった。しばらくやめないと思う」と感謝された。
求職者と企業の双方の状況に合わせて柔軟に対応し、専門性を武器に活躍したい求職者、専門性を求める会社のマッチングを実現するのが、オンウェーブの事業ビジョンだ。単なる転職の斡旋ではなく、「業界全体の底上げにつなげたい」という思いにある。
角貝氏は、「少しでも自分の可能性を見出したい方、転職はまだ先と考えている方も、まずは登録してみて、どのようなニーズがあるかを考えていただく機会を提供したい」と意欲を見せる。
オンウェーブ(製薬オンライン)
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