厚生科学審議会の指定難病検討会は9日、7月から医療費助成を開始する指定難病の第二次実施分に、皮膚や耳・鼻の疾患であるポルフィリン症や好酸球性副鼻腔炎など44疾病を追加することを了承した。一方、悪性黒色腫や家族性コレステロール血症など390疾病については、指定難病の要件を満たしていないため、指定を見送ることにした。これにより、第二次実施分の対象疾病は225疾病となった。今後、難病と同じ症状を持つ疾病について、重複するものを一つの病名に整理し、5月をメドに疾病対策部会に報告する見通し。
この日の検討会では、44疾病の指定を了承。自己免疫系疾患では家族性地中海熱など6疾病、整形外科疾患では骨形成不全症など5疾病、皮膚関連ではポルフィリン症など6疾病、血液系疾患では先天性赤血球形成異常性貧血など8疾病、消化器系ではヒルシュスプルング病など13疾病、眼や耳・鼻疾患では好酸球性副鼻腔炎など6疾病を追加した。
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