サイエンスへ積極コミット
日本薬学会の新会頭に就任した太田茂氏(広島大学大学院医歯薬保健学研究院教授)は26日、日本薬学会第135年会で、「日本薬学会のさらなる発展を目指して」と題して講演。今後の方向性として、▽学術誌の活性化▽次世代を担う会員に対する支援▽日本薬学会のグローバリゼーションを通じて会員増強を進めていく――という3点を強調し、「薬学会の発展のためには会員の支援が一番」とし、取り組みへの理解を求めた。
太田氏は、薬学会が黎明期の社会状況の中で、薬剤師のあり方や薬学教育の内容についてコミットしてきた時代があったことを紹介。現在の薬学教育システムについて「6年制は一定の結果が出てきつつある」とする一方で、4年制については、「従来の4年制通りに、役割分担として創薬を中心とする学問領域という分け方をしてきたため、6年と4年の切り分けが、実はうまくいってないのではないか」との私見を披露。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。