小林製薬は、女性のトラブル肌対策に着目したスキンケアブランド「オードムーゲ」から、肌タイプに合わせて選べるポンプタイプの「オードムーゲ泡洗顔料」(さっぱりタイプ、しっとりタイプ)を新発売した。“ふきとり化粧水”の薬用ローションをはじめ、50年以上の歴史のあるオードムーゲで、洗顔料は今回が初めて。同社では、肌や使用感に応じて選べる泡洗顔料を、肌トラブルケアの新たな選択肢として提案すると共に、オードムーゲブランドによるスキンケア市場の牽引にもつなげたい考え。
オードムーゲは、小林製薬が2013年に子会社化した六陽製薬(西宮市)が50年以上にわたり製造販売し、幅広い世代の支持を集めているスキンケアブランド。小林製薬グループとなって以後、ドラッグストアルートに販路拡大し、取り扱い店舗が大きく増加して好調な推移を見せている。
「オードムーゲ」シリーズは、抗炎症成分が肌荒れを防ぎ、ニキビの原因菌を殺菌する「薬用ローション」をはじめ、「薬用保湿化粧水」「薬用スキンミルク」「薬用スキンクリーム」がラインナップされ、中でも薬用ローションは、コスメ情報専門サイト「@cosme」(アットコスメ)のベストコスメアワード2014で、ベスト化粧水の第2位を受賞したのをはじめ、口コミランキングで高い支持を得ている。
肌トラブルに悩む女性に向け、トータルにケアできる製品群を揃えていたオードムーゲだが、これまで洗顔料はなかった。そこで同社では「オードムーゲを使ったことがある」という女性ユーザー(20~59歳、60人)に、洗顔料に関する意識調査を行ったところ、現在使用している剤形は「クリーム」が39%、「泡」が32%、「固形」が27%であるが、今後の使用意向としては「クリーム」が17%、「泡」が55%、「固形」が25%と、泡タイプの洗顔料に切り替えたいと多くが感じていた。
新発売の「オードムーゲ泡洗顔料」(分類は化粧品)は、肌タイプや使用感で選べる「さっぱりタイプ」と「しっとりタイプ」の2種類を用意した。
「さっぱりタイプ」は、ニキビが出来やすい脂性肌に向けた製品。石鹸系の洗浄成分と保湿成分(アロエ葉エキス、ハトムギ種子エキス)配合の処方で、余分な皮脂やメイク残りまでしっかりと洗い落とし、ツルツルの肌に洗い上げる。
「しっとりタイプ」は、洗顔後の肌のきしみなどが気になる人に向けた製品。アミノ酸系の洗浄成分と保湿成分(アロエ葉エキス、ハトムギ種子エキス)配合の処方で、肌の汚れを落としながらも適度な潤いを保ち、しっとりした潤い肌に洗い上げる。税別希望小売価格は、各150mL970円。