厚生労働省が3日に承認した新医薬品では、ジェノタイプ1型のC型肝炎患者に対して、1日1回1錠の治療を実現した「ハーボニー配合錠」や、根治不能の悪性黒色腫を適応とした免疫チェックポイント阻害剤の抗CTLA-4抗体「ヤーボイ点滴静注液」、週1回投与のGLP-1阻害薬「トルリシティ皮下注」などが登場した。
ハーボニー配合錠‐ギリアド・サイエンシズ
「ハーボニー配合錠」(一般名:レジパスビル・ソホスブビル配合剤)は、1日1回1錠の経口投与によるジェノタイプ1型C型慢性肝炎治療薬。NS5A阻害薬のレジパスビルと核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害薬を配合し、インターフェロンや抗ウイルス薬「リバビリン」なしでの治療を可能とした。ジェノタイプ1型C型肝炎患者を対象とした国内第III相試験では100%の持続的ウイルス学的著効(SVR12)を達成している。既にインターフェロンフリーのジェノタイプ2型C型肝炎に対しては、「ソバルディ錠」を発売している。
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