公益社団法人「医療機器センター」のシンクタンク事業を手がける「医療機器産業研究所」は、過去50年にわたる医療機器産業の変遷から今後のあり方を探る目的で、「リサーチペーパー」をまとめた。リサーチペーパーでは、医療機器市場が成熟期を迎える中、「予防医療のような従来の保険診療の枠組みとは異なるターゲットへの注力、成長が期待できる国・地域を中心に、海外市場への積極的な進出が必要」と指摘。その上で、「各市場の構造的形成要因を素早く見極めて、新たなビジネスチャンスをつかみにいくことが医療機器産業には求められる」と結論づけた。
国内医療機器市場13~18年、平均2.5%成長と予測
リサーチペーパーは、国内の医療機器産業のあり方がどう形成されてきたか、それまでの過程を明らかにしたもので、未来に向けての方向性を議論するための材料としてまとめられた。国民皆保険制度が確立し、医療機器の研究・開発や産業が盛んに行われるようになった1960年代以降を中心に、医療機器に関する諸環境の変遷を扱っている。医療、医療機器、規制、市場動向などの変遷を取り上げた。
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