◆今年もビール好きにとってたまらない季節がやってきたが、「尿酸値が気になる」人も少なくないだろう。先月、痛風・高尿酸血症の注意を呼びかけるセミナーが都内で開かれ、プリン体を減少させる乳酸菌が紹介された
◆講演した山中寿東京女子医科大学教授によると、乳酸菌数千種類の菌株から選別された“乳酸菌PA-3株”に、プリン体を吸収されにくい形に分解したり、それらを取り込み栄養源とする作用が発見されたという
◆実際、山中教授が尿酸値の高めなヒトや痛風患者に、乳酸菌PA-3株を含むヨーグルトを与えたところ、血清尿酸値の降下作用が認められた。わが国の高尿酸血症患者は1000万人、痛風患者は100万人に上るといわれている
◆これらの患者数は欧米ほどは多くないものの、夏場はビールをはじめとするプリン体を多く含む食品の摂取機会が多く、この時期に痛風を発症しやすい。美食家にとっては食事療法は簡単ではないので、乳酸菌PA-3株が、食事制限のストレス改善に寄与することを期待したい。
ビールを飲むなら「乳酸菌PA-3株」も
2015年07月24日 (金)
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