◆医療機関と地域の薬剤師会、薬局が事前に取り決めた項目について合意書等の契約を交わすことで、院外処方箋調剤時の疑義照会を不要とする取り組みが広がっている。項目は同一成分名の銘柄変更、剤形の変更、残薬調整など、7項目程度で共通している
◆京大病院が2年前に開始したことを契機に、少しずつ広がってきた。いずれの取り組みも薬局薬剤師が本来役割を果たすべき薬学的介入に集中し“かかりつけ機能”を発揮してもらうことが共通した狙いで、既に検査値に基づく疑義照会や積極的な残薬調整という成果が出ている
◆政府は門前薬局を減らし、かかりつけ薬局に再編する方向だが、調剤報酬による誘導ではなく、こうした地域のチーム医療が「かかりつけ」化を促している点に注目したい
◆最終的に薬局を決めるのは患者であり、本来の役割がきちんと果たせているなら、それが門前薬局でもいいのではないか。一般薬を置いても、患者のかかりつけになれなければ意味がない。あるべき論に縛られない柔軟な考え方があっていい。
“かかりつけ機能”が重要
2015年07月22日 (水)
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