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◆土日のテレビ各局の報道番組の話題は何と言っても11日に行われたWBC世界フライ級タイトルマッチだった。世界チャンピオン内藤大助選手に、悪役のパフォーマンスを演じる?亀田家の亀田大毅選手が挑戦した
◆11日のTVは見なかったが、その翌日から流れるVTRを見て唖然とした。ボクシングなのにタックル、ヘディング、挙げ句の果てには最終12ラウンドには抱え上げて投げつける。これって、本当にボクシングの世界戦なのかと疑いたくなった。チャンピオンと挑戦者の実力差以上に、挑戦者がなぜ挑戦者になったのか。所属ジムやTV局の力でしかないという思いを深くした
◆ボクシングの熱烈なファンではないが、子供の頃に亡くなった大場選手のパンチのラッシュ、輪島選手の蛙跳び等々、TVを見ながら興奮したものだ。あっ!「ヤマトダマシイ」の藤猛選手が、防衛戦に敗れ、コーナーでタオルを頭にうなだれるシーンは今でも目に残っている
◆なぜ心にこれら選手が残っているのか。それぞれ、ボクシングというスポーツを通じ、人間の限界や可能性を表現していたように思う。何のためにボクシングをしているの?亀田家の人たちに聞いてみたい。答えは空しいだけか!