◆イギリスの新聞「エコノミスト」の調査機関はこのほど、緩和ケアや終末期医療に関する80カ国を比較した「死の質」ランキングを発表した
◆1位は前回2010年と同じくイギリスで、次にオーストラリア、ニュージーランドと続いた。日本は政府の新たな癌対策が評価され、14位と前回の23位から大幅に上昇。鎮痛剤の使いやすさや緩和ケアに対する薬学知識、患者への社会・心理的ケアなどで高い評価を得た
◆意外にも、国民の関心度やボランティアの数などを調査した「コミュニティーの参加」で、世界で5位とトップクラスの水準となった。報告書によると、緩和ケアや看取りに対する関心を高め、死生観を話し合うに当たって、コミュニティーはますます重要になるという
◆今後、日本でも在宅での看取りが増えてくるはず。そのような中、家族や周囲はどう寄り添うべきか大きな問題だ。地域包括ケアシステムの構築が、医療圏としてだけでなく、人々の生き方を問い直すコミュニティーの再生につながることも期待したい。
コミュニティー再生に期待
2015年10月28日 (水)
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