中央社会保険医療協議会は4日、薬価専門部会を開き、長期収載品の特例引き下げ(Z2)のあり方や、基礎的医薬品を安定供給するための新ルール導入をめぐって議論した。基礎的医薬品については、支払側委員から、不採算に陥った医薬品の薬価を引き上げる「不採算品再算定ルール」の中で対応すべきとの意見が出た。
販売から数十年が経過した医薬品は、累次の薬価改定を経ることで薬価が低くなる。こうした医薬品の中には、生産設備の老朽化で生産体制を維持するためのコストがかかり、不採算化が進むことで、安定的な供給が難しくなるケースもある。
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