関西電力医学研究所の研究グループは、米飯よりも先に魚や肉料理を食べることによって消化管ホルモンのインクレチンの分泌が促進され、食後の血糖上昇が是正されることを、健康成人と2型糖尿病患者を対象にした研究で明らかにした。糖尿病の予防や治療において、エネルギーの摂取量や食事内容のバランスに加えて「食べる順番」も重要になる科学的根拠を示した。
研究に取り組んだのは関西電力医学研究所の清野裕所長、矢部大介副所長、同糖尿病研究センター桑田仁司部長らの研究グループ。研究成果は、欧州糖尿病学会機関誌「Diabetologia」のオンライン版で、昨年12月24日に公開された。
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