厚生労働省は26日、化学及血清療法研究所が製造販売している乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン「エンセバック皮下注用」についての出荷自粛を解除した。昨年9月から承認書と違う方法で製造していたワクチンの出荷自粛が要請されていたが、厚労省の品質検査の結果、安全性に影響はないと結論づけられたため、供給不足を避けるべきと判断した。
化血研は、乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン「エンセバック皮下注用」について、267カ所が承認書と異なっていたことを報告している。厚労省は、これら報告された項目を全て確認したところ、製品の品質・安全性等に重大な影響を及ぼす可能性は低いと判断。厚生科学審議会感染症部会に報告された意見書を踏まえ、改めて委員に意見を求めたところ、エンセバックの出荷を認め、供給不足を避けるべきと結論された。
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