中外製薬は、自社創製で大型化を見込む抗IL-31受容体A抗体「CIM331」(一般名:ネモリズマブ)について、アトピー性皮膚炎患者を対象とした国際共同第II相試験で主要評価項目を達成し、ヒトへの有効性・安全性を検証する「POC」(プルーフ・オブ・コンセプト)を取得したと発表した。試験の結果は、ワシントンDCで開催中の米国皮膚科学会年次総会で発表された。
同試験は、中等度から重症のアトピー性皮膚炎患者264人を対象にネモリズマブの安全性と有効性を検討した。主要評価項目は、掻痒の程度を判定する掻痒視覚アナログ尺度(VAS)変化率。ネモリズマブ群がプラセボ群との比較で有意な改善を示し、有効性と忍容性が確認された。
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