◆3月も中旬にさしかかり、花粉症を抱えている人にとっては、自らの免疫系との戦いに歯車がかかる季節とも言える。この「免疫」だが、癌領域では免疫チェックポイント阻害剤の登場で注目の的となっている
◆癌細胞と免疫細胞の関係について解明されていない点も多いという。抗PD-1抗体と抗CTLA4抗体の癌免疫治療薬併用療法では、それぞれの単剤療法と比較して臨床効果の増強が示されただけでなく、単剤療法では作用しなかった数多くの遺伝子が作用するようだ
◆先週、横浜市内で開催された第89回日本薬理学会年会では、ウコンなどに含まれている天然化合物「クルクミン」と抗PD-1抗体の併用療法が、それぞれの単体投与と比較して腫瘍増殖効果を有意に抑制したとするマウス試験の結果が発表された
◆その一方で、ほんの少しの有意差だけで論文を発表してしまう例も出てくるのではとの懸念も聞かれるようだ。だからこそ、玉石混淆の中からエビデンスレベルの高い情報を発信していくことを追求していきたい。
癌細胞と免疫細胞の関係は
2016年03月16日 (水)
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