フェリング・ファーマは、得意とする不妊症領域を含む産婦人科領域で攻勢を仕掛け、国内市場で成長ポテンシャルがあるとする領域に切り込む。2016年1月から日本法人CEOとして責任と権限を委譲されたマーク・ノグル氏は本紙のインタビューに応じ、「日本はまだ成長途上にあるニッチな市場があると認識している。産婦人科領域でセールス、エビデンスの双方でリーダーシップを取ることがグローバル全体の目標であり、国内でも新たな治療薬の導入、エビデンスを構築していく」と自信を示した。また、今年から新たに消化器領域への国内参入を図る方針だ。
フェリング・ファーマは、01年に日本法人として設立。従来はスイスにある本社主導でグローバル展開を行っていたが、今年からは日本を含むビジネス上重要な6カ国の法人に対して責任と権限を委ねる組織体制に変更した。ノグル氏は「開発や営業を含めた全ての部門がCEO直轄になることで、日本に即した迅速な意思決定が可能となり、イノベーションも促進されるのではないか」と述べた。
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