中央社会保険医療協議会は13日の総会で、アステラス・アムジェン・バイオファーマの高脂血症治療薬「レパーサ皮下注」の薬価収載を了承したが、患者数の多い生活習慣病が対象にもかかわらず、薬価が1シリンジ、1キットで2万2948円と高額なことから、議論が高額薬剤のあり方に発展。レパーサに対し、心血管リスクが高く、既存のスタチンで効果不十分な場合に投与する厳格な適正使用を求める意見が相次いだ。厚労省は、留意事項通知を発出し、適正使用の徹底を図る考え。
診療側の松本純一委員(日本医師会常任理事)は、臨床現場で安易に使われないよう求め、厚労省の中井清人薬剤管理官は「留意事項通知でより適正使用を徹底するよう措置したい」と応じた。
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