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肺血栓症対策を

2016年04月22日 (金)

◆熊本地震の先行きが全く見えてこないが、直接的な被害以外にも大きな問題が発生してきた。20日の3大一般紙のトップは全て肺塞栓症での死者が発生したことが占めた
◆肺塞栓症は、いわゆるエコノミークラス症候群と呼ばれているもので、長時間同じ姿勢でいることによって、血栓が肺動脈に達して詰まらせてしまう病気である。強い余震が続いているため、車中泊を余儀なくされることが原因だろう
◆国立循環器病研究センターの循環器病情報サービスによると、血栓の9割以上が足の静脈内にでき、この深部静脈血栓症と肺血栓症の関係は深く、しかも急性心筋梗塞よりも死亡率が高いというから恐ろしい。肺血栓症の半数が入院中に発症しているが、血液が固まりやすい、静脈内血液の流れが悪い、静脈が傷ついていることが3大発症要因である
◆動いたりマッサージ、機械を使った物理的予防法と、薬を使った予防法がある。せっかく助かった命を、肺血栓症で失うのは非常に悔しく残念だ。指導などを徹底するなど対策が急務である。



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