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サイバー戦争では民間が標的

2016年04月27日 (水)

◆サイバーセキュリティの専門家で、レーガンやブッシュなど4代にわたる大統領のもとで国防に携わったリチャード・クラーク氏は、米オラクルが主催した「インダストリーコネクト」で講演し、国家間紛争は今やサイバー戦争へと移り、その標的が民間企業になっていると警鐘を鳴らした
◆盗まれるのは、研究開発上の機密情報や合併、買収などの重大事案。知的財産をビジネスとする製薬企業にとってはただごとではない。クラーク氏は「スパイ活動と戦う唯一のツールは暗号化」としつつも、米国の情報セキュリティに精通した人材育成が、中国に比べ遅れている実態を紹介
◆サイバーテロは、企業だけではなく病院をも攻撃する可能性がある。モノのインターネット化で制御された院内ネットワークがたちまち破られると、生命維持装置に影響が及ぶ。恐ろしい話だ
◆企業や個人がデジタル時代にどう対応していくかを考えるときに来ている。ITの利活用が進めば、見えない脅威も増す。情報を生かしつつ、大事なモノが盗まれないようにしたい。



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