◆他業界のことだが、印刷業界の昨年度売上で2位の凸版印刷が1位の大日本印刷を抜き、悲願のトップ企業になった。構造改革の成功が一つの要因であり、印刷業界でのトップ企業の交代劇は約50年ぶりの歴史的な出来事だという
◆製薬業界でも今年度、同じことが起きそうだ。国内市場に限定した話だが、武田薬品が長期収載品ビジネスをイスラエルのテバ社との合弁会社に譲渡し、長らく君臨していたトップの座を自ら明け渡すこととなる。業界環境を考えた上での決断であり、これが吉と出るか凶と出るかが注目されるところだ
◆業界内でのトップ争いは消耗戦になることもある。他媒体でのキリンビールとアサヒビールのトップ対談では「無益なシェア争いはやめよう」との意見で一致。安売り競争は度が過ぎると、共倒れになってしまうというリスクをはらむ
◆これをジェネリック業界に強く言いたい。過剰な競争は自らの首を絞めることにつながる。海外への展開や、過当競争に陥らない独自戦略など経営的視野を広げることこそ重要ではないか。
過当競争のリスク
2016年06月24日 (金)
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