保険医療における医薬品使用の適正化に役立つ!
薬価基準収載医薬品の留意事項、適応外使用、公知申請の通知内容を薬効群ごとの品目別に整理し、わかりやすくまとめた一冊。
はじめに
医療保険で使用できる医薬品は薬価基準収載医薬品に限定されているが、使用についての留意事項が厚生労働省保険局長、同局医療課長などから通知されることがある。
その内容は医薬品の使用に際しての警告、使用上の注意、使用の前提となる検査値、使用期間の制限、類似薬との効能・効果の違い等の保険適用の範囲を示したもの又は患者に対する安全性の確保に重要な事項であり、また当該医薬品を使用に際して適用できる診療報酬技術料の可否、請求書への記載事項等である。
これらは新薬の薬価収載時に示されることが多いが、その後改正されることがあるので、薬効群ごとの品目別に整理してわかりやすくすることとした。
また、最近では医薬品医療機器等法に基づく製造販売承認(いわゆる薬事承認)による効能効果、用法用量の範囲を超えていても、保険での使用が認められるいわゆる適応外使用や、外国等で既に使用されている効能効果、用法用量等をいち早くわが国に導入するため、公知申請による薬事承認の簡略化及び承認前の保険適用が行われており、これらも順次、医療課長通知等で示されるので、合わせて記載している。
本書が保険医療における医薬品使用の適正化に役立つことを期待している。
[編者]
【編集】薬事衛生研究会(’16.6)
【判型・頁】A5判・196頁
【定価】1,760円(消費税込み)
ISBN:978-4-8408-1360-0 C3047
※ 送料:国内1カ所送付につき、重量5kg以下 660円、重量5kg超 990円