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【武田薬品】中枢神経系バイオ製剤開発‐仏企業とDDSの共同研究

2016年09月29日 (木)

 武田薬品は、仏アフィロジックが保有する薬物送達のドラッグデリバリーシステム(DDS)技術「ナノフィッティン」を活用し、中枢神経系疾患を対象とした薬剤に関する共同研究開発を開始する。米国カリフォルニア州サンティエゴにある武田の研究所で、神経疾患を対象に脳内にバイオ医薬品を送達可能なナノフィッティンの評価・最適化を目指す。

 ナノフィッティンは、高活性の抗体模倣薬で、生体分子の捕捉、標的、相互作用において高い親和性・特異性を示し、抗体や低分子、ナノ粒子などの別の分子との結合が容易であるため、第三者の分子機能を強化することが可能。モノクローナル抗体の約20分の1に相当する極めて小さな分子量、高い安定性、優れた組織透過性といった低分子様の性質を多く示す。GMP準拠の発酵、化学合成によって生成できる。


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