国内2番手の抗PD-1抗体‐国内初製剤も相次ぐ
厚生労働省が9月28日付で承認した新医薬品では、29製品が一気に登場した。国内2番手の抗PD-1抗体「キイトルーダ点滴静注」、国内初の肝性脳症治療薬「リフリキシマ錠」、国内初の経口抗凝固薬(DOAC)に対する特異的中和剤「プリズバインド静注液」などが特徴といえる。各企業で見ると、MSDが5製品の承認を取得するなど、最も目立った。
MSDが多くの新薬を開発
キイトルーダ点滴静注:MSD
「キイトルーダ点滴静注20mg、同100mg」(一般名:ペムブロリズマブ)は、T細胞に主に発現する受容体「PD-1」と、腫瘍細胞に主に発現するリガンド「PD-L1」「PD-L2」の相互作用を阻害するヒト化抗ヒトPD-1モノクロール抗体で、根治切除不能な悪性黒色腫に対する効能・効果としている。国内で承認された抗PD-1抗体では2番手製剤となる。製造販売はMSDが行い、販促活動はMSDと大鵬薬品が共同で行う。
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