英製薬企業のクリニジェングループは、日本市場に本格参入する。ノーベルファーマから11月に抗ウイルス化学療法剤「ホスカビル注24mg/mL」(一般名:ホスカルネットナトリウム水和物)を承継し、自社販売に乗り出す。今後は、ホスカビルの適応拡大を進め製品最大化を図ると共に、グローバルで販売中の製品を必要に応じて日本市場に投入していく計画だ。11月にCEOに就任するショーン・チルトン氏は、18日に都内で開催した記者会見で、「日本は世界第2位の市場で多くの事業機会があり、クリニジェンの成長の牽引役になる」と自信を示した。
同社は、2010年に設立された企業で、他社からの製品導入を中心とした医薬品の製造販売事業、医薬品アクセスのための未承認薬剤の提供、治験薬配送の三つがコアビジネスとなっている。従業員数は500人、売上高は約4億ポンド(約480億円)。2013年に世界で12番目の拠点として日本法人を設立した。
【お詫びと訂正】
記事初出時、同社が「非上場」との記載がありましたが、英国のLondon Stock Exchangeに上場しております。お詫びして訂正します。
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