15日に第201回研究会 医療・医薬品情報研究会

2016年12月02日 (金)

 2016年の今年、医療環境も大きな曲がり角にさしかかり変化の流れが一気に押し寄せてくる気配です。国会では年金改革による高齢者負担増が議論され自己負担・高額療養費制度が見直されようとしています。また、高額薬剤を保険財政のなかでどう考えていくかの議論で薬価の毎年改定・門内薬局問題・薬局の役割機能(分業の質)を評価するための指標KPIが厚労省の検討会の俎上にあるなど、調剤環境においても経験したことのないことが起ころうとしているのです。次回改定となる平成30年はダブル改定(診療報酬・介護報酬)トリプル計画(医療計画・医療費適正化計画・介護保険事業計画)という大きな節目の年でもあります。消費増税延期で財源が厳しいことから国も様々な視点から物事を投げかけてくるのではないでしょうか。薬局経営者の一部には“今までも改定のつど厳しいと言われながらも乗り切って来られたので大丈夫”と護送船団を決め込んでいるケースもありますが、現在の環境は歳出の半分が社会保障であることから、国が強力にロードマップを牽引している構図なのです。全体で物事を見ていかないと“まさか”の坂に転げ落ちていくことになるのではないでしょうか。

 今回の研究会ではお馴染みの日本薬剤師会相談役の漆畑先生に難解な現状とこれからを明快に紐解いていただきます。皆様のご参加をお待ちしています。乞うご期待!!

 「医療・医薬品情報研究会」は平成11年(1999年)にスタート、皆様に支えられて今回200回の研究会を迎えることが出来ました。様々なジャンルから講師をお呼びして毎回充実した研究会が開催されてまいりました。改めて、来年2月に200回記念セミナ―を「セルフメディケーション」をテーマに企画しております。今後ともご支援をよろしくお願い致します。

日時

 平成28年12月15日(木) 15:00~17:00

会場

 薬学ゼミナール「お茶の水教室」
 東京都千代田区神田駿河台2-1-14

演題

 混沌とする医療・介護改革~現状分析と平成30年に向けた薬局・薬剤師~(仮題)

講師

 漆畑 稔 氏
 日本薬剤師会相談役、日本ジェネリック医薬品学会理事

参加費

 会員(無料)、非会員:当日参加(3,000円)、学生:無料
 *出欠連絡:(n_mizuno@ivory.plala.or.jp)まで!
 ・会員の代理参加が出来ますのでご利用ください。
 *当日の連絡先:水野(090-1813-7067)

次回のご案内

 次回開催は2017年1月19日(木)15:00~17:00
 「患者のライフステージにあわせたかかりつけ薬局」(仮題)
 日本薬剤師会相談役・おいで薬局代表取締役 生出 泉太郎 氏

主催

 医療・医薬品情報研究会



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