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新領域を切り開くためには

2008年1月28日 (月)

◆人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作製に成功し注目を集める山中伸弥氏(京都大学教授)。「転機は二つあった」と話す。一つは1999年に奈良先端科学技術大学院大学に赴任し、独立した研究室を持てたこと。もう一つはまとまった金額の研究費を2003年に獲得できたことだ
◆研究費は科学技術振興機構のCRESTから得た。当時、審査を担当したのが岸本忠三氏(大阪大学名誉教授)。面接で山中氏は極度に緊張し、岸本氏から「何か言い残すことはないか」と問われ落選を覚悟したそうだが、岸本氏の度量の広さに救われた
◆日本では研究費の配分は、過去の実績で評価される傾向が強いと言われる。著名で高齢の研究者に集中しがちで、実績がない若手には集まりにくい。新しい領域を切り開く研究に挑戦しづらい環境にある
◆山中氏は運良く研究費を得られたが、ほかに埋もれている人材は少なくないと見られる。山中氏の成功を機に、研究費を配分する仕組みを改めるべきだろう。製薬業界からも「公正な視点で研究者の業績評価を行い、有能な人材を生かすシステムが必要」との声が出ている。




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