◆調剤ポイントをめぐり厚生労働省が事務連絡で▽調剤一部負担金をポイントで支払う▽ポイント付与率が1%を超える▽看板やテレビCMなどで大々的に宣伝する――場合は指導対象になること、その後の疑義解釈で「大々的な宣伝、広告」に該当するのが店舗外にポイント付与の「のぼり」を設置することと明確化した
◆現場からは「これでは何も変わらない」などと不満の声が上がっているようだが、厚労省が一気に切り込まないのは、一般薬のネット販売の件があるためではないか。ネット販売を禁じた厚労省の省令は「無効」とした最高裁判決が出た際、医薬品の販売現場には混乱が生じた
◆そもそも、薬局間で競い合う部分がポイント付与の有無というのは、嘆かわしい話。相手がポイント付与という武器を持っていれば、地域に根づくことができなくなるのだろうか
◆今後も事務連絡や疑義解釈などを継続的に発出していくことで、じわりじわりと包囲網を形成する。厚労省は、そんなしたたかなことを考えているのだと勝手に思い込んでいる。
調剤ポイント包囲網
2017年03月03日 (金)
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