◆今日1日から8日まで「女性の健康週間」である。妊娠中の喫煙・受動喫煙の健康被害、乳癌や子宮頸癌など女性特有の疾患への啓発を行って、総合的な健康支援を目的としている
◆目覚ましい女性の社会進出、厳しい保育環境を考えれば、女性の健康も大切であることは至極当然だ。日本人のほぼ半分は女性であるのだから
◆その女性2人が実行犯とされる殺人事件がマレーシアで発生した。使用されたのは「あのVXガス」だという。1994~95年に発生したテロ事件があるから、サリンと共に日本では忘れられることはない。地下鉄サリン事件では解毒剤のプラリドキシムヨウ化メチル、いわゆるPAMが医療現場で使用された経験を持っているが、それを全国から運んだのは医薬品卸だった
◆ニセ薬が出回ったり、毎年薬価調査を実施しなければならなくなった卸にとって、経験があるとはいえテロ対策への備えも加わることになれば、さらに厳しい状況に置かれる。残念だが、安全神話が崩壊した日本では、余計な労力で済まなくなった。
余計な労力で済まなくなった
2017年03月01日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
寄稿