武田薬品は、従業員200人を含む、治験薬製造や製剤設計・品質管理(CMC)などを担うファーマシューティカルサイエンス部門(旧CMC研究センター)の一部の事業を、医薬品製造受託機関(CMO)の武州製薬に移管すると発表した。武田は先月にも、従業員140人を含む国内臨床開発を担当する部門をグローバル臨床開発委託機関(CRO)のPRAへ移管することを発表しており、製造分野でもグローバル研究開発体制の見直しを図るに当たり、人的リソースも含めた委託会社に移管する措置に踏み切った。
今回の提携により、武田は、6月までに新設する完全子会社に、大阪市淀川区に位置する治験薬製造・研究設備や従業員200人などファーマシューティカルサイエンス部門の一部事業を9月までに吸収分割により承継した上で、新会社の全株式を武州製薬に譲渡する予定。
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