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創薬力低下の危険

2008年2月8日 (金)

◆武田薬品が米アムジェンの日本法人を買収したことは、バイオ医薬品がいかに国内製薬企業の命運を左右するかを示した格好となった。抗体医薬研究で後れを取っていた武田薬品が、一気にアムジェンのバイオ医薬品を手に入れて巻き返しを狙ったわけだが、本当の意味で勝負はこれからになるだろう
◆国内大手各社がバイオ医薬品を重視していることは、アステラス製薬とエーザイが米バイオ企業を相次いで買収した事実からも明らかだ。最近のバイオ医薬品をめぐる主導権争いの激しさを考えれば、買収してでもパイプラインの充実を急ぐのも頷ける
◆しかし、開発品目を次々と導入した結果、同時に自社の研究開発力も維持できれば問題ないが、そうでない場合に創薬力が低下していく危険はないか。製薬企業の生命線は、有望な化合物をどれだけ持っているかに尽きる。だが、自社開発品と導入品では「持っている」の意味が違う
◆創薬力があっても販売力がなければ企業として成長は見込めないのは当然だが、最近の買収攻勢を見ると、国内製薬企業の創薬力が低下し、自社で研究開発ができなくなる日が来るのではないかと不安を覚える。




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