◆病院内で開く勉強会やカンファレンスをオープンにし、近隣の薬局薬剤師にも参加してもらう。そんな事例を、いくつか目にするようになってきた。薬局薬剤師にとっては知識の向上になるし、病院側にとっては、それが結果的に外来患者の利益向上に結びつく
◆先日の日病薬近畿学術大会で発表された京都第一赤十字病院の事例では、月2回の薬剤カンファレンスに20人前後の薬局薬剤師が参加している。医師から直接現場の情報を得られるほか、「医師が疾患や治療、薬剤をどう考えているかが理解できてよい」と好評だ
◆病院薬剤師と薬局薬剤師による合同の勉強会やネットワークも各地で形成されている。お互いに顔見知りになれば、そこから様々な連携が生まれる。地域によって濃淡はあるが、薬薬連携が少しずつ進みつつあるのを実感する
◆今後は、そのようにして築いた連携を基盤に、相互の医療情報をいかに共有化できるかが課題になるだろう。不必要な労力を費やさずにスムーズに情報をやりとりするには、情報の電子化とシステム構築が欠かせない。国を挙げての早期のインフラ整備が望まれる。
欠かせないシステム構築
2008年02月15日 (金)
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