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勤務医不足と治験の空洞化

2008年2月6日 (水)

◆ある病院の医師を取材中に、病院医師が診療する外来患者数を目にする機会があった。その数字はなんと、米国の10倍だった。病院勤務医の不足により、いわゆる“3分診療”を行わざるを得ない実情を理解するのに十分な数字だ
◆その医師は、製薬メーカーで研究開発に携わった経験もある。メーカー時代、医師の採用にも立ち会っている。その時、多くの臨床経験が豊富な病院勤務医が“現場の疲弊”を理由に面接を受けに訪れていた。病院を辞めて開業すれば、経済的な安定は期待できるが、これまで積み上げてきた研究からは離れることになる。研究と臨床経験を生かすため、薬の開発を選ぶのだという
◆勤務医不足は、国内の治験空洞化にも影響している。日常診療の時間もろくに取れない状況では、治験に携わる時間などほとんどなく、思ったように治験を進められないのが実情だ
◆“治験の空洞化”の前に勤務医の流出による“医療の空洞化”に歯止めをかける必要があるが、それと同時に医療機関を受診する患者の意識変革、治験を行う医師をはじめとする医療従事者へのメリットを確立することも必要か。




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