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薬剤師国家試験に「禁忌肢」導入へ

2017年04月28日 (金)

◆医道審議会・薬剤師国家試験制度改善検討部会が2016年2月にまとめた基本方針では、合格基準を「相対基準」にすることに注目が集まったが、21年の第106回国試から「禁忌肢」を導入することも盛り込まれていた
◆禁忌肢は薬剤師にすべきでない受験者を識別するため、一定数以上選択した場合に自動的に不合格となる問題だ。作問は、▽公衆衛生に甚大な被害を及ぼす▽倫理的に誤っている▽患者に対して重大な障害を与える危険性がある▽法律に抵触する――などの観点から行われるようだ。既に医師国試などでは導入されているため「薬剤師にも導入されるのだな」という程度の印象だった
◆偽造医薬品の流通、抗凝固薬の販売をめぐる患者カルテの無断閲覧、大手調剤薬局チェーンによる処方箋付け替え請求などは、医療従事者としてのモラルが疑われる事案だ
◆禁忌肢を導入したからといって、モラルが改善されるとは思わないが、そうでもしなければ緩んだ“タガ”を締め直すことができないのかと思うと、何ともやりきれない。



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