ITヘルスケア学会学術大会で報告
インターネット環境や各種センサ技術の発達に伴って、医療や健康分野における様々な情報の共有が進む中、患者や市民が主体となって自分自身の情報を管理することが重要になるのではないか――。5月27、28日に名古屋市で開かれたITヘルスケア学会学術大会のシンポジウムに登壇した各演者はそう強調した。その概念を実現する方法として各演者は、患者の想いを主軸に据えて情報を共有する連携システム「ナラティブブック」や、各種センサから得た情報を個人のスマートフォンに蓄積する仕組みを紹介した。
「ナラティブブック」はウェブサイトを活用して患者個々の情報を共有するもの。医療従事者や介護従事者が携帯端末やパソコンを通じて患者個々のサイトにアクセスし、様々な情報を書き込んだり、画像を添付したりして連携を深める。患者本人や家族も自ら様々な情報を書き込む。
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