白元アースが60歳以上を対象とした調査(男女1799人が回答)では、約33%が介護を経験していたという(現在介護をしている人、以前介護をしていた人の合計)。今後も高齢社会の進行によって、この割合はさらに増えていくと思われる中、同社では「介護者・要介護者が互いに向き合い、いきいきと暮らしていく」ことをサポートするため、介護用品の新ブランド「いきいきメイト」を立ち上げた。まずは、介護者の悩みで多いニオイ、湿気、夏の暑さに対応する3製品をこのほど新発売すると共に、「今後も日常生活で“少し手助けが必要な方”のために、毎日のお役立ち商品を提案していきたい」とする。
要介護者と同居している介護者237人に、介護で困っていることを挙げてもらったところ、「体臭」32.5%、「加齢臭」32.0%、「排泄臭」46.4%、「部屋のニオイ」48.1%、「寝具の除菌」39.6%という“ニオイ”に関すること、また「寝具の湿気」36.3%、「部屋の湿気」33.3%という“湿気”の問題、そして「夏の熱中症予防」38.0%という“夏の暑さ”――の三つの悩みが特に目立ったことから、新ブランド立ち上げに際してこれらの対策アイテムを揃えた。
ニオイ対策の「いきいきメイト消臭除菌スプレー」は、衣類や布製品に染みついた気になるニオイ(尿臭、便臭、汗臭・体臭)に効く消臭・除菌スプレー。介護者を悩ませるニオイと調和する“ハーモナイズ香料”を採用、爽やかな緑の香りで介護空間をすっきり消臭し、さらに抗菌成分配合で菌の増殖を防ぐ。内容量500mLでオープン価格(付け替え用500mLもある)
湿気対策の「いきいきメイトふとんの湿気爽やかシート」は、シート中に活性炭を配合し、湿気対策だけでなく、ニオイ対策もできる布団用除湿剤。介護が必要な人はベッドで過ごす時間が多くなりがちだが、布団を毎日干すには手間がかかる。同品は敷き布団やベッドパッドの下に敷くだけで、寝汗を吸った布団のジメジメと湿気によるニオイがすっきりとし、布団干しの手間が軽減できる。
発汗量が多い頭から尻にかけて110cm×40cmの長い2枚のシートが、湿気を効率よく吸収。床と布団の間の結露も軽減する。天日干しすることで、約1年間繰り返し使用できるので経済的。再生時期を知らせる再生サイン付き。2シート入りでオープン価格。
暑さ対策の「いきいきメイト寝心地ひんやり冷やしまくら」は、保冷枕のロングセラー商品「アイスノン」の技術を生かし、介護向け保冷枕として開発した。凍らずにやわらかい不凍ゲルと、曲がってもフィットしやすい凍結ゲルの2層柔軟構造により、ソフトな感触を保ちながらも長時間使用することができ、繰り返し使用できる(冷たさは6~9時間持続。室温や使用環境で異なる)。扱いやすいコンパクトサイズで、発熱持だけでなく、暑さ対策にも活用したい製品。パイル素材の洗える専用カバー付き。1個入りでオープン価格。