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【神戸薬科大学】指定校推薦とリンクさせ「高大連携」

2008年2月21日 (木)

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調印式終了後、3校の校長らと握手を交わす棚橋学長(右から2人目)
調印式終了後、3校の校長らと握手を交わす棚橋学長(右から2人目)

 神戸薬科大学は、指定校推薦とリンクさせた新しい形の高大連携を大学近隣の女子高校3校と結んだ。大学が夏休みに開催する3日間のセミナーを高校生が受講し、レポートを大学へ提出。大学はそれを高校にフィードバックし、高校側はその内容や在学中の成績などを加味しながら、指定校推薦の生徒を決定する。こうした新制度を導入した背景には、指定校推薦枠で入学した学生が中退するケースが増えており、大学と学生とのミスマッチを防ぎたいという思いがある。

 神戸薬大と連携を結んだのは、甲南女子中学・高等学校、神戸海星女子学院中学校・高等学校、親和中学校・親和女子高等学校の3校。これらの高校とは、今年から行う夏期セミナーへの受講とレポート提出、オープンキャンパスへの参加を指定校推薦の基準として設け、推薦枠を1校当たり最大5人に拡大する。

 高校の成績が最重視される指定校推薦では、薬学を理解していない生徒が入学し、中退するケースもあるという。そうした大学と学生のミスマッチを防ぐために、高大連携プログラムを用意した。神戸薬科大学では、薬学を志す高校生に薬学を学ぶ楽しさや意義を感じる機会を提供することで、スムースな高大接続とモチベーションの高い人材の育成を図りたいとしている。

 夏期セミナーでは、高校2、3年生を対象にし、化学、生物、物理、医療の4分野を2回に分けて、薬学の教育や目指す方向を体験できるようプログラムすることにしている。OSCEのミニチュア版の体験も予定されている。

 3校からのセミナー参加者について、棚橋孝雄学長や北川裕之教授・入試部長は「薬学に少しでも興味があれば、どなたが来ていただいても構わない。参加したからといって、本学以外の薬学部を受験してはいけないという縛りはいっさいない。とにかく薬学に興味を持っていただき、理解を深めてほしい。その上で、本学あるいは薬学部に進学してほしい」と話す。その裏には受験生の薬学部離れをくい止めたい思いもある。

 将来的には、神戸薬大が指定校推薦を設けている高校約100校にも、同制度を導入していきたい意向だ。北川教授は「こうしたセミナー参加、レポート提出が指定校推薦に直接結びつく制度はほとんどないのではないか。薬学部では初めてだろう」と、新たな取り組みに期待している。

 一方、今回の提携について高校サイドでは、「高校の教育現場からみると、生徒と大学のミスマッチは重要な問題。進路指導は本来、生き方指導だから、自分の人生を考えながら大学を選択する。高校の早い段階から、薬学に進学するとどのような授業があって、どういう将来があるのかという体験ができれば、生徒の動機づけを強くし、高校での学習意欲にもつながってくる。こうした制度は生徒にとっていい機会だと思っている」(甲南女子中学・高等学校)と指摘している。

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