2018年のダブル改定を想定した話題が連日業界紙で報道されています。中医協も6月29日の総会で調剤報酬改定に向けた議論をスタートさせました。昨年の改定以降、偽薬事件はじめ不祥事が続いたことから厳しい指摘がされているのです。新設された「かかりつけ薬剤師指導料」の要件見直しを求める意見など、患者本位の医薬分業実現へ向け対人業務への転換を促す調剤報酬のあり方が議論の中心となるのは必至。毎回の改定で見られる患者視点を外した損得勘定が優先される限り分業バッシングは収まらないのではないでしょうか。人口構造・疾病構造・疾病の概念が大きく変わり始めている今、生活者の視点でものをみることが必要です。変化の流れは一気に押し寄せてきます。先を正しく見る目を持つことがイノベーションの力ではないでしょうか。
今回、講演をお願いした橋本氏は「薬局には世間にあるものがない」と言われます。創造力を駆使して未来を考えているか、生活者の視点で物事を捉えられるか、新しい生活の提案ができるか等、多くの案件をプロデュースして今までの常識を変えてきた橋本氏から“調剤薬局の明日が楽しくなる話”が語られます。自分自身がものを変えられるという意識をもっと持ってもらい、社会に従うのではなく社会をリードしてほしいのだと言う。社会に出れば正解は与えられるものではなく自ら作っていくもので、国の方針だからではなく自分たちが正解を作るんだという意識を持って行動をしてほしいとも・・・来年の改定に参考になる話題が豊富にあります。乞うご期待!!皆様の参加をお持ちしています。
日時
平成29年7月20日(木)15:00~17:00
会場
薬学ゼミナール「お茶の水教室」 3階
東京都千代田区神田駿河台2-1-14(地図参照[PDF])
演題
「逆境こそ新しい時代の扉~調剤薬局の明日が楽しくなる話~」
講師
橋本 薫 氏(クラスAネットワーク会長、(株)エムエフディ社長)
参加費
会員(無料)、非会員:当日参加(3,000円)、学生:無料
出欠連絡
(n_mizuno@ivory.plala.or.jp)まで!
・会員の代理参加が出来ますのでご利用ください。
*当日の連絡先:水野(090-1813-7067)田中(090-2417-0816)
次回のご案内
2017年8月は研究会お休みです。
主催
医療・医薬品情報研究会