◆九州北部を襲った豪雨災害では河川氾濫などで甚大な被害をもたらした。そうした中、大分県薬剤師会所有のモバイルファーマシーも今回、県からの要請を受け6日から9日の間、県下でも被害の大きかった日田地区での活動を行った
◆現地では、医療機関・薬局ともに機能していたこともあり、災害時処方箋は発行しなかったが、OTC薬を現地の薬局で購入し避難所を巡回し、お薬相談を含めて65件の相談に対応した
◆避難所に赴いた薬剤師の一人は、現地で避難者から「あんたから言われたから持ってきた」とお薬手帳を持ち出していることを告げられた。2年前に同地で行った防災訓練でその薬剤師が、災害避難時のお薬手帳の携帯を強く訴えていたのを覚えていたのだ
◆2011年の東日本大震災以降、災害時のお薬手帳の重要性は注目されるようになっている。日々の服薬情報の管理ツールとしてだけではなく、災害時などに、どのような効果を発揮するかの伝達も必要なのだろう。薬剤師が与える影響力は決して少なくないということだ。
大分日田地区でモバイルファーマシーが活動
2017年07月12日 (水)
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