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【富士フイルム】AD治療薬「T-817MA」、第II相で病状進行を大幅抑制‐21年上市を目指す

2017年7月25日 (火)

 富士フイルムは、子会社の富山化学が創製したアルツハイマー型認知症(AD)治療薬「T-817MA」の米国第II相試験について、主要評価項目で患者全体での有効性の検証には至っていないとしながらも、特定の患者群で認知機能低下の進行抑制、リン酸化タウの減少、海馬の萎縮抑制で統計学的有意差を示したと発表した。富士フイルムによると、「今回の統計学的有意差は低分子のAD治療薬では世界初」としている。2018年度に日本を含めた国際共同第III相試験の開始を予定しており、21年度の上市を目指す。

 同試験は、ドネペジル塩酸塩やリバスチグミン経皮システムで治療している軽度・中等度のAD患者を対象とした米国第II相プラセボ対照二重盲検比較試験で、有効解析の対象となった患者は369人。同剤448mg(高用量)投与群117人、224mg(低用量)投与群115人、プラセボ投与群137人に振り分け、52週間投与後の有効性・安全性を評価した。主要評価項目として、認知機能の評価項目であるADAS-cogや全般的臨床症状改善度の評価項目であるADCS-CGICを検討した。


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