◆面白い研究を目にした。三重県の3大学の学生を対象とした調査から、短時間での多量飲酒(ビンジ飲酒)を年1回以上経験している学生は、そうでない学生に比べ過去1年間のアルコール関連外傷の経験が25.6倍も高いというもの。筑波大学の吉本尚講師らの研究成果
◆対象となったのは2177人の大学生で、ビンジ飲酒を過去1年に1回以上経験したのは男性693人(56.8%)、女性458人(47.8%)、アルコール関連外傷を過去1年間に経験したのは107人(4.9%)、そのうち104人(97.2%)がビンジ飲酒を過去1年間に1回以上経験していたという
◆米国やノルウェー、スペインの先行研究ではビンジ飲酒などを行っている学生のアルコール関連外傷は3.9~8.9倍増加するという結果が得られており、日本はそれよりも非常に高いものだった。体格や体型、アルコール代謝などが影響したのか
◆多くの人が学生時代にビンジ飲酒は経験しただろう。関連外傷も思い当たるものもある。耳は痛いが、飲酒はほどほどにか。
ビンジ飲酒はケガのもと
2017年09月13日 (水)
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