武田薬品は、4月1日付で国内の医療用医薬品ビジネスを所管するジャパンファーマビジネスユニット(JPBU)に関し、プライマリケア製品を扱う「ジェネラルメディスンユニット」(GMBU)と、スペシャルティ製品を扱う「スペシャルティビジネスユニット」(SPBU)を新設すると発表した。各地で進行する地域包括ケアシステムに対応するため、GMBUでは現在の88営業所から、二次医療圏に合わせた154営業所に細分化する。その一方、スペシャルティ製品については、新製品の上市が続くのを見据え、SPBUの専門組織を新設し、営業基盤を強化する方針だ。
同社は、日本事業に関して長期収載品を武田テバに譲渡し、新薬に経営資源を集中させる方針を打ち出している。これまではJPBUのもと、医療用医薬品の情報提供を行ってきたが、事業環境の変化やプライマリケア製品からスペシャルティ製品に製品構成がシフトしてきたのを背景に、プライマリケア製品とスペシャルティ製品に区分する営業体制の見直しを決定した。
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