第42回日本血液事業学会総会(総会長:中島一格氏・日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター所長)が、「持続と変革―カイゼンの先への挑戦」をメインテーマに10月2~4日、千葉市の幕張メッセで開かれる。
今回のメインテーマは、昨年度の第41回総会の「カイゼン」を引き継いだもの。血液事業の運営は改善傾向が見られつつあり、10年、20年後も血液事業を持続可能なものとし、新しい血液事業への変革のために、需要に応じた効率的な事業運営に努めると共に、将来の献血を支える若い世代の献血者確保と、進歩の著しい医学・医療技術の導入が不可欠なことから、このテーマが設定された。主なプログラムは次の通り。
総会長講演:血液事業の持続と変革
特別講演:人道と血液事業―国際赤十字・赤新月社連盟会長の8年間を振り返って(仮)▽CSR-T細胞療法―新しいがん治療の夜明け▽AIの進歩―AIは医療を変えるか?
教育講演:健康的な業務パフォーマンスを発揮するために―アンガーマネジメントの視点から学ぶ▽HLA適合血小板の輸血効果について▽血液型の歴史▽血液事業運営の変革▽品質リスクマネジメント
シンポジウム:医療制度の変革と医療技術の進歩に血液事業はどのように向き合うのか▽血液事業の将来を拓く新規事業と研究開発▽供給体制の変革―医療機関との連携▽献血者と患者をつなぐ“キズナ”▽血液事業の国際協力―総括と展望▽血液事業のBCP―今、首都直下地震が発生したら!▽血小板輸血の安全性確保対策
ワークショップ:採血部門の人材育成―求められる役割と課題▽血液型検査の進歩と課題▽ドナーケア―より安全な献血に向けて▽製造部門における現状と課題、将来展望▽次世代につなぐ献血推進
問い合わせは、同学会総会運営事務局(メッド)(TEL:03-6717-2790、FAX同2791、e-mail:jsbp42@med-gakkai.org)