新・薬学教育モデル・コアカリキュラムに対応!
薬学生や薬剤師が患者や他の医療職と適切な関係性を築くために知っておきたい「行動科学」の基礎知識、その応用法、そして患者の行動変容を促すための技法をケーススタディーからやさしく学べるテキスト。
イラストや漫画を豊富に使っているので、いま薬剤師に求められている「人間の心理」と「行動の知識」を主人公の薬剤師ピーコと共に楽しく学べます。
CONTENTS
第1章 人の行動とその成り立ち
1 学習の成り立ち
2 動機づけ
第2章 ストレスと適応
1 主なストレス学説
2 ストレスコーピング
第3章 人間理解
1 ライフサイクルと心の発達・発達課題
2 働き盛りの心理・行動・生活
3 高齢者の心理・行動・生活
4 パーソナリティーからみた人間理解
第4章 人間関係
1 対人行動
2 集団の人間関係
3 心理療法の系譜
4 交流分析理論
5 アサーション理論
6 家族システム
7 関係性の病い
8 疾病利得
9 専門家と患者
10 ソーシャルスキルトレーニング
第5章 健康行動の諸理論と活用
1 認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy:CBT)
2 健康信念モデル
3 変化(行動変容)のステージモデル
4 エンパワメント
第6章 ケーススタディー
1 ダイエットを成功させる 行動療法からのアプローチ
2 実務実習における学生指導 コーチングでアプローチ
3 試験前にレポート課題が! ストレスとコーピング
4 セルフケア マインドフルネスを活用して
5 高齢者とのコミュニケーション 回想法によるアプローチ
6 「がんサバイバー」への対応 NBM(Narrative based medicine)によるアプローチ
7 在宅訪問業務 家族療法の視点から
8 チーム医療での他職種への対応 アサーティブな態度でのアプローチ
9 「考え方のクセが影響している服薬アドヒアランス不良な患者」への対応
認知再構成法を用いた服薬支援アプローチ
10 禁煙治療をサポートするアプローチ
執筆者
後藤 惠子(東京理科大学薬学部薬学科教授)
井手口直子(帝京平成大学薬学部薬学科教授)
土屋 明美(元東京薬科大学薬学部教授)
有田 悦子(北里大学薬学部薬学教育研究センター医療心理学部門准教授)
半谷眞七子(名城大学薬学部薬学科准教授)
篠崎 泉(昭和大学大学院薬学研究科博士課程)
富澤 崇(城西国際大学薬学部医療薬学科准教授)
野呂瀬崇彦(北海道科学大学薬学部薬学教育学部問准教授)
田中 悦子(東京薬科大学薬学部非常勤講師)
荒川有紀子(東京薬科大学薬学部非常勤講師)
渡邉 文之(日本大学薬学部薬学科准教授)
亀井美和子(日本大学薬学部薬学科教授)
【編集】日本ファーマシューティカルコミュニケーション学会(’18.4)
【判型・頁】B5判 174頁
【定価】3,080円(消費税込み)
ISBN:978-4-8408-1426-3 C3047
※ 送料:国内1カ所送付につき、重量5kg以下 660円、重量5kg超 990円