厚生労働省は19日、高齢者の医薬品適正使用指針について、外来・在宅医療など療養環境別に考慮すべきことを記載した「詳細編」のコンセプトを高齢者医薬品適正使用検討会の作業部会に示した。詳細編は、総論編の追補と位置づけ、外来や在宅など患者の療養環境別の処方見直しタイミング、慢性期の療養環境の特徴を踏まえた薬剤追加の留意点、認知症治療薬などの処方薬に関する留意事項の追加も盛り込んでいく予定。それぞれ10ページ程度の各論編を作成し、今年度中に取りまとめたい考えだ。
詳細編は、多剤服用の現状、服薬支援など高齢者に対する薬物療法の留意事項を包括的にまとめた「総論編」の追補として位置づけられ、外来、在宅、療養、介護医療といった患者の療養環境別、慢性期の療養環境の特徴を踏まえた薬剤追加の留意点をまとめる。具体的には、▽外来・在宅医療の処方▽療養・介護医療での処方▽薬剤の留意点の追加(別添)――の章立てとする予定である。
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