主要医薬品卸企業の2018年3月期決算が発表された。業績状況は各社で様々だが、中核事業としてきた医療用医薬品卸売事業において、市場の成長鈍化、商品構成や購買サイドなどの環境変化、薬価改定や薬価制度抜本改革などに大きく影響を受けている現状である。各社は従来のビジネスモデルからの脱却を進めており、事業のパラダイムシフトが顕著となってきた。連結・セグメント業績と今期業績予想を示す。
メディパルホールディングス
連結売上総利益は2281億円(対売上高比7.25%)、販管費1838億円(5.84%)、営業利益率1.41%、経常利益率1.82%である。
セグメント別では、▽医療用医薬品等卸売事業(メディセオ)の売上高は2兆1196億円、売上総利益1433億円(6.76%)、販管費1238億円(5.84%)、営業利益194億円(0.92%)、経常利益300億円(1.42%)、▽化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業(PALTAC)の売上高は9666億円、売上総利益760億円(7.87%)、販管費530億円(5.49%)、営業利益229億円(2.38%)、経常利益254億円(2.64%)であった。
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