経済産業省は、大学発ベンチャーの創出と成長に向けたエコシステムを作るための報告書をまとめた。大学、大企業、ベンチャーキャピタル、ベンチャー間で人材、資金、知的財産と知識の好循環を形成していくことが必要と指摘。大学の知財戦略の強化、特許取得を含むPOC(コンセプト実証)策定まで資金を支援するため、基礎研究と事業化の間を埋める「ギャップファンド」を充実させる必要性なども提言した。
経産省は、大学発ベンチャーの重要性が増す中、依然として日本では海外と比べて数や成長度合いに大きな差をつけられている現状から、2月に「大学発ベンチャーのあり方研究会」を立ち上げ、5回にわたって議論を行ってきた。その成果として今回、大学発ベンチャーのあり方研究会の報告書をまとめた。
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