日本医薬品卸売業連合会は8日、2018年3月期「医薬品卸業の経営概況」(速報値)を発表した。それによると、アンケート調査に回答した53社における売上高伸び率は0.08%、売上総利益率6.72%(前年比同)、販管費率5.79%(0.1ポイント減)、営業利益率0.93%(0.1ポイント増)となっており、市場が伸びない環境下で効率化、生産性向上で利益を確保している現状が明らかとなった。
特に伸び率では、医家向け販売80%以上(医療用医薬品卸業系)が売上高0.17%減、販管費0.28%減、人件費0.84%減、従業員数0.02%減であったのに対して、医家向け販売80%未満(一般用医薬品等卸業系)は、それぞれ3.31%、3.48%、0.57%、0.38%の増で、傾向の対比が顕著だった。
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