アステラス製薬は、眼科領域で遺伝子組み換えアデノ随伴ウイルスを活用した新規遺伝子治療(rAAV)の開発を手がける英バイオベンチャー「キューセラ」を買収した。買収手続きは既に完了しており、アステラスは、キューセラを完全子会社化する対価として、一時金と契約で定められた条件に基づく支払いを合わせ、最大8500万ポンド(約120億円)をキューセラの株主に支払う可能性がある。失明に至る眼科領域の疾患をアンメットメディカルニーズの高い疾患と位置づけており、キューセラからrAAVプログラムの創薬プラットフォームを獲得することで、緑内障の遺伝子治療で事業化を目指す。
キューセラは、2013年に設立された英ケンブリッジを拠点とするバイオベンチャーで、rAAVプログラムの開発責任者であるピーター・ウィンドウソン氏をCEOとする従業員1人の会社となっている。
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